2016年10月27日木曜日

【腰痛・坐骨神経痛でお困りの藤沢・辻堂・茅ヶ崎の方へ その原因は・・・・・9】

腰痛・坐骨神経痛の原因になりやすい場所の解説 第9回


大腿直筋のストレッチング


エリーテストで検査
『術者は、腹臥位となった対象者の膝を他動的に屈曲していく。』

そして、膝を屈曲していった際に、同側の股関節屈曲(骨盤前傾)が生じれば陽性(大腿直筋の短縮あり)と判断。

ちなみに、大腿直筋は「股関節の(若干ではあるが)外転・外旋にも作用する」と言われているため、これらの代償が起こらないよう注意しなければ、このテストの再現性は低下する。







腹臥位での大腿直筋ストレッチング




エリーテストで陽性となった(股関節が屈曲してしまった)状態から、股関節屈曲(骨盤前傾)しないよう殿部(骨盤)をベッドへ押し付けることで固定すると膝関節屈曲角度が減少する。

そして、この「(股関節が屈曲しないよう)骨盤を固定した状態での膝関節屈曲」が大腿直筋のストレッチングということになる。

※大腿直筋の短縮が強い場合はここまで膝が屈曲しない段階で臀部が浮いてくる(股関節が屈曲してくる)はずなので、代償が起こらないよう殿部(骨盤)を固定しておくことが大切。


腹臥位における大腿直筋ストレッチングのメリットは、股関節屈曲による代償を予防できる点にある。

もし膝を屈曲していく最中に股関節が浮いてくる(屈曲してくる)のであれば、その時点でやりすぎ。

浮いてくる一歩手前で膝屈曲を止めて、キープすることでストレッチングする。



高齢者などで腹臥位がとれない人も多いので、臨床での活用頻度は低いかもしれない。




腹臥位以外でのストレッチング



高齢者では腹臥位になれない人(力が入ってしまいリラックスできない人も含む)は多い。

なので、高齢者へ用いる大腿直筋のストレッチ方法としては、以下もおススメである。

肢位は側臥位or背臥位
※背臥位の場合は、ストレッチ側をベッドから垂らす

反対側下肢を屈曲させることで骨盤後傾・腰椎の過剰な前彎を抑制

股関節伸展+膝関節屈曲





背臥位でのストレッチング(ストレッチング側の下肢をベッドから垂らす方法)の場合は、ベッドから下肢を垂らした時点で股関節が伸展位(あるいは伸展刺激)が入っていることになるたため、療法士はその肢位で股関節を固定しつつ、膝を屈曲していけば良いので簡単である。

※ベッドから垂らすのは、尾側ではなく、外側に垂らす(尾側へ垂らしてもベッドが邪魔で膝を屈曲できない)。

※下肢を垂らすと腰椎が前彎してしまい腰痛が出現するリスクがあるため、対側下肢は必ず屈曲しておく(要は膝を立てておく)こと!

この肢位で脱力しているだけでも、(下肢の重みで)「低負荷で持続的な伸張刺激」を大腿直筋(+股関節屈筋群)に加えることが可能となる。
※ただし、脱力する場合は「高齢者で大腿直筋にかなりの短縮がみられる人」でなければ刺激は加わらない(単なる腸腰筋のストレッチングにはなる)。

低負荷であるからこそ、数分間の持続的な伸張でも遅発性筋痛生じにくいため、セルフエクササイズとしても適しています。






いずれも痛みが増えたり、痛みがある場合は医療機関で指導を受けたほうが良いですね。






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