2016年10月19日水曜日

【腰痛・坐骨神経痛でお困りの藤沢・辻堂の方へ その原因は・・・・・5】

腰痛・坐骨神経痛の原因になる筋肉の解説5

大腰筋のストレッチング

大腰筋は弱化しやすい筋であると同時に、筋スパズム・短縮を起こしやすい筋でもある。
したがって、この記事では大腰筋のリハビリとして筋力トレーニングだけでなく、ストレッチングも必要になる。






トーマステスト(股関節屈筋群の短縮評価)

股関節屈筋群の筋長を評価するテストである『トーマステスト』が参考になる。

1:患者は背臥位で、骨盤後傾+腰椎フラットにするために、健側の下肢を屈曲位(両手で膝を抱
  える)とする。

2:術者は、患者の患側下肢(下腿)を把持してベッドからゆっくりと降ろしていく。
  ※ベッドから降ろす(足を垂らす)ので、あらかじめベッドの尾側へ寄っておいてもらう必要があ
  る。

3:ベッドから降ろした際に、患側の大腿部がベッドから浮いている(股関節が屈曲したまま)のであ
   れば、トーマステスト陽性と判断。





トーマステスト陽性であれば以下な可能性が考えられる。

股関節に屈曲拘縮がある。

股関節屈筋群(主に腸腰筋)の短縮がある。






トーマステストをもう少し拡大解釈して考えみよう

腸腰筋以外にも、以下の筋が股関節屈曲に作用し、トーマステスト(+α)で短縮筋を鑑別できる場合がある。
・大腿直筋
・大腿筋膜張筋


1:トーマステストの肢位から大腿直筋の短縮を評価
   トーマステストの肢位から膝関節を他動的に屈曲させていく。
   もし膝屈曲が80°以上屈曲できなければ大腿直筋の短縮を疑う。




2:トーマステストの肢位から大腿筋膜張筋の短縮を評価
 トーマステストの肢位にする際(患側下肢をベッドから垂らす際)、「純粋な股関節の伸展」によ
 って下降せず、「股関節外転を伴った伸展」によって下降しするのであれば大腿筋膜張筋の短縮
 を疑う。

 ※仮に大腿がベッドに接触したとしても、外転を伴っているのであれば大腿筋膜張筋が短縮して
  いる可能性がある。

 ※同じく外転作用のある縫工筋の短縮でもこの反応が起こる可能性はあるが、まずは大腿筋膜
  張筋の短縮を疑う。

 ※腸脛靭帯の張力が強すぎると、(療法士が脛骨粗面を触診しながら下肢を下降させると)下腿
  の外旋を触知できることがある。



トーマステストは、大腰筋の短縮を評価するだけでなく、複数の筋を同時に評価できるといった特徴を持っている。

従って、股関節屈筋群の中で最も股関節伸展制限に寄与している筋を特定したい場合には有用な手段となる。



次回はストレッチを解説していきますね。














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